Post記事
鳥取市の子育てで困ったらここ!手軽に利用できる公的支援3選
赤ちゃんが生まれて、保育園に入って、進学して。その間に両親が直面する悩みやトラブルは数え切れません。
特に、妊娠出産からのお母さんの負担はとても大きいもの。そこで、鳥取市周辺で手軽に利用できる子育て支援策を3つ紹介します。
夜泣きや食べ物の好き嫌い、発達の不安、人間関係、両親そのものが感じてしまう不安など、シーンごとに対応してくれる施設やサービスを見ていきましょう。
目次
生まれる前から成人するまでなんでも相談可能【鳥取こども学園】
出典 鳥取こども学園
妊娠中のお母さんの心身のケア、出産後の子育てや体調の不安などの相談、ショートステイやトワイライトステイ、無料で利用できる子育て支援センター、児童養護施設や子ども食堂など、「鳥取市で子育てが不安になったらまずはここへ!」と言うことができる施設です。
例えばワンオペ育児に疲れたら支援センターに遊びに行って気分転換したり、ママが体調を崩してしまったらショートステイを利用したりなど、子育て世代へのケアが充実しています。
施設の理念は第二次大戦後イギリスから始まった社会保障のスローガン、
「ゆりかごから墓場まで」
に通じるものがあります。ある段階で突き放すのではなく、生まれてきた子どもの一生を通して見守っていこうというものです。
印象的なのが、相談に来たお母さんを先生がたがとても歓迎してくださること。一人で悩んで苦しむよりも、相談を聞くことで親も子も助けられるからです。
相談内容によって支援を断られるケースはほぼないため、辛い、苦しいと思ったらまず利用してください。
中学校区担当の保健師さんが常駐【子ども家庭センター】
出典 とりネット
妊娠中から高校卒業までのお子さんの子育ての悩みに対応すべく、中学校区別に担当保健師さんが常駐して各種の相談に乗ってくれます。
場所は旧鳥取市役所南庁舎にあり、普段は生後1ヶ月には家庭訪問、その後は3ヶ月検診や1才児検診など定期的な発達状況のチェックをおこなう拠点です。
また、就学年齢になってから起こりえる学校での対人関係トラブルやいじめ、不登校、あるいはお母さん本人の子育てへの悩みにも対応してくれます。
年齢が上がれば心配ごとの種類も変わるもの。でも、高校卒業までは電話や対面、カウンセリングなどでケアが受けられるので安心なサービスです。
どこに相談したらいいか分からない場合の窓口【鳥取市子育て相談ダイヤル】
先に紹介した2か所の施設の存在を知らない方のために、必要な施設やサービスの紹介を行っている電話相談窓口です。
鳥取市こども家庭センター(駅南庁舎1階こそだてらす) | |
---|---|
電話番号 | 0857-36-0505 (相談日時:月曜〜金曜8:30〜17:15) |
メールアドレス | kosodate@city.tottori.lg.jp |
この番号に掛けることで、相談以外にも各種の助成金制度や一時預かりが可能な施設、児童館や子ども食堂などの情報を提供してくれます。
同じく、
鳥取市コールセンター | |
---|---|
電話番号 | 0857‐22‐8111(年中無休) (開庁日:8:30〜18:00、閉庁日:9:00〜17:00) |
メールアドレス | tori-call@city.tottori.lg.jp |
こちらでも、予防接種に対する相談や妊婦検診、離乳食教室などの案内を受けることも可能です。
福祉サービスの大きな課題は、支援する人や場所があってもその存在が必要としている人になかなか伝わらないということです。
今回紹介した2つの電話窓口は、そうした問題を解決するために設けられています。ただ話を聞いてほしい、という相談でも構いませんから、子育てに悩むお母さんたちは是非定期的に利用してみてください。
「助けてくれる人がいる」ということを知ってほしい子育て支援者の願い
鳥取市で利用できる基本的な子育て支援策を3つ紹介しました。特に重要といえるのが、「辛くなったら一度子どもと離れてみること」です。そのために一時保護やトワイライトステイを積極的に利用することが不可欠になります。
2024年現在も、家庭の事情でほぼ一人きりで子育てに向かっているお母さんは鳥取市周辺にも多いことでしょう。
0歳から2歳ごろまでの子どもにとって、お母さんの不安は自分自身の不安です。子どもは不安になると泣いたりぐずることしか表現方法を知りません。
子どもが泣くとお母さんはもっと不安になりますよね。すると子どもももっとぐずるようになる。
そうした悪循環を断ち切るために、子ども学園や子育て相談ダイヤルを使って子どもを安全に預かってくれる場所や人を探しましょう。
子どもと離れることに罪悪感を持つ必要はありません。頑張っている自分が元気でいるために必要な対応なのだと思ってください。